Facebookはクソでオワコンか? ビジネスで活用する本当の方法とは?

ここ最近のウェブの稼ぎのネタなのかソーシャルだクラウドだと騒がれていますね。
実際、ソーシャルを活用してメリットはあるのでしょうか? 薄々、なんかやってるけど正直面倒臭いし反応ないし絡みがウザイと思ってたりしませんか? 大丈夫です。私もそう思っている一人です。
これからメリットとデメリットについて説明します。

ソーシャルというは社会的とか社会に関するという意味があります。ここから言えることは、ネットだってリアルな人間がやっている限定された「リアル」だし、そんな人達が参加しているソーシャルネットワークというのも、リアルの延長でしかありません。

ということは、実社会であまり繋がりがない、繋がりを求めていない人達にとってはネットもリアルもあまり影響がないわけです。
例えば無料のFacebookに参加する対価は友達リストの売却です。もし友達が2~3人しかいない場合は、ソーシャルに参加する意味はあまりありません。メールやLINEといった手段の方が簡単で楽だからです。

ソーシャルネットワークに参加する目的というのは、本来期待された方向から大きく離れてしまい、ユーザーの意識を肥大化させるための増幅装置として働いています。
友達がたくさんいて、それぞれの付き合い方にグラデーションがある場合、100人と定期的にコミュニケーションとることは難しいですが、記事を投稿し共有することで1対多の関係が保てます。

つまり、できるだけ社会的優位であることを「自慢」すれば、100人友達がいれば、知り合いから友達、恋人、家族に至るまで一斉に周知できてしまうのです。そして、その情報発信には真実かの担保や根拠は必要がないので、話を盛ることができてしまいます。
「いやぁ便利!」という見方もできますが、正直な話、下らないと思うことが多々あります。

例えばフードポルノという言葉が浸透しつつあります。これはFacebookでよく流れてくる食べ物の写真は、見るだけで食欲を刺激し、ある人にとっては性的なものを見た時と同じ脳部位を刺激する、という研究結果があるようです。それでフードポルノという呼ばれ方をしています。

2013年10月28日のネットニュースにこうあります。

▼フードポルノって何!? SNS食事写真投稿の思わぬ落とし穴
http://goo.gl/SmyfEg

何の気なしに撮影した今日のランチ写真が100人の友達のタイムラインに流れると、それを見た100人の食欲あるいは性欲を意図せず刺激してしまう可能性がある、というわけです。あまりタイプではない人物と薄い付き合いで友達になったのに、刺激的な食べ物の写真から性的なものを感じてしまう、なんていうことも有り得ます。オエーとなりますね。

ある人にとってはそれは刺激的で好感があるものかもしれませんが、ある人にとっては不快かもしれません。特に深夜寝る前に見たりすると、さすがに食欲を刺激されたからといって食べるわけには行かず、悶々とする可能性もあります。

ソーシャルネットワークの弱点というのは、1対多の非対称性にあります。100人の1割にあたる10人は「いいね!」と思ってくれても、90人は「う~ん…」と思うかもしれないところにあります。仮に「いいね!」と賛同してくれる人がランダムに発生すると、11回のフードポルノの投稿で、99%の人が確率的に「う~ん…」という印象を抱くことになります。

これをお互いがお互い繰り返していくと関係は険悪化し、ソーシャルネットワークでは最後必ず喧嘩になることが分かっています。
この意味分かりますか?

個人の趣味嗜好を情報発信をしていくということは、私が私でありあなたとは違う、という個性と分別を生み出すことになります。
人は理解できない異質なものを嫌う傾向にあるので、最初は仲が良くても個性を知るにつれて自分と似ていると思ったけれど根っこが違う、思考プロセスが違うということを発見します。知らなければ「一緒で仲良し」だったかもしれません。
分かることと別れることは似ているのです。

とはいえ、大人であれば喧嘩するのはよくないという通念があるので、ちょっとぐらいなら我慢することになります。
我慢したユーザーのストレスをビッグデータから解析し、リアルタイムに広告を出し収益を上げようとしているのが無料のソーシャルネットワークのビジネスモデルだとも言えます。

例えば、彼氏と気まずいコメントのやりとりをしたら字句解析されて「お見合いパーティ」のバナーが「偶然」目に入るかもしれません。「他にもいい人がいるよ」というわけです。新しい恋には新しい服、靴などカネが動きます。

またある時は、出身校の偏差値や勤務先から収入を予測しているかもしれないし、独身男性が一人でランチ写真をあげていれば、GPSで近い地点にいて、なおかつ共通の友人を持つ対人距離が近い女性のタイムラインに、優先して投稿が掲載されるかもしれません。
お互いの投稿に「いいね!」やコメントのやりとりがはじまれば、そこには偶然を装って「結婚情報誌」の広告が出て、そしてゴールインなんてこともあるかもしれません。死ぬ時にはきっと葬式会社のバナーが出るでしょう。恐ろしくよくできたシステムですよね。

前述した「本来期待されるソーシャルネットワークに参加する目的」に話を戻すと、大して仲も良くない数十年会っていない小学校時代の友人と繋がるよりは、誰にも一切教えていないけれど、中学校の時にすごく好きで、名前もうろ覚えで分からないし、途中で転校してしまったA子さんと繋がるような機能とか仕組みが欲しいわけですよ。

だってリアルで連絡のやりとりがなかった相手というのは、やはりそれなりの興味しかなかったのだから、今に続いていないわけですからね。そんな人達が敗者復活で現れても、無駄に気を遣うばかりで発展性はないと言えます。
ソーシャルネットワークに必要なのは共有ではなくフィルターです。いかに社会性を損なわずに、余計なものを断捨離するかです。
それがサービスが大きくなってくると、ポケットから小銭を掠め取るようなビジネスモデルを推してくるのでなんだかなぁと。

ところで、ビジネスでFacebookを使う場合、メリットはあるのでしょうか?
今までの話の流れだと絶望的ですが、ないわけではありません。
例えば、ソーシャルネットワークにはソーシャルボタンという機能があって、ホームページやブログ、投稿動画に貼り付けることができます。

このボタンを押すと、ログインをしていれば自分のソーシャルスペースに紹介することができます。
と、同時に押された人は、誰が共有(紹介)してくれたのかを知ることが出来ます。
今まではアクセス解析を導入しても、どの地域の人が何を見たかとか、使用している端末の情報程度しか分かりませんでしたが、ソーシャルで共有されている、ということは、自社の顧客のライフスタイルを顔つきで追跡できる、ということです。

テレビの視聴率は平均値ですが、ソーシャルだと自分にパーミッションしてくれる人々のライフログが公開されている、というところが大きいのです。

マーケティングでターゲットユーザー像を想定している場合、それが本当に実像と合致しているのかは、ソーシャルで確かめることができる、というのがビジネスにおいて最もメリットが大きいところです。

例えば、若者向けに企画開発して発売に漕ぎ着けた商品が、蓋を開けてみるとシルバー世代しか使っておらず、しかも斜め上を行く使い方で大ヒットしていた、なんてことが分かるかもしれません。マーケティングの失敗ではあるのですが瓢箪からコマです。
テレビの視聴率、雑誌の購読者数、ネットのアクセス解析だけでは掴みきれない生の情報がソーシャルネットワークには眠っています。

ただし、やはり問題があって、ある事象の有効数を得て一般的な事象として紐付けるには、それなりの人数を調査する必要があります。膨大な情報は、他者に利用できるAPIとして無料で公開されていることもありますが、個人で追跡調査し解析するのは至難のワザと言えます。

そこで、一石三鳥を狙ってFacebookに広告出してねーーというのが、まぁソーシャルネットワークビジネスです。ビッグデータに基いてヒトとモノとカネを繋げてくれます。
養分となるか? そこそこ付き合いながら共に利用しあうか?

ただなんとなくダラダラとFacebookに業務日誌みたいなどうでもよいこと書いてるだけでは、誰も読みませんよ。
効果が無くて当たり前です。データを収集して解析して、はじめて企業がFacebookを使いこなしていると言えます。


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